ロマサガRSにあって

ロマサガRSを平坦に遊んでいるのです

佐賀GTガチャ第1弾を考える

今回のガチャは人権ガチャ。ちょいと節操なし。

ガチャ考察はやめていましたが、暇なのでやります。

 

ロックブーケ

人気キャラですが直近の2体は必須級のスペックとなっておりません。今回のスタイルは最先端を行くスペックであり、ジャマーとしては突き抜けた感があります。

対単体におけるジャマーとしての完成は3周年ブーケが必要。耐久力に全振りするならば召雷+で大丈夫です。冥氷継承は強いっちゃ強いんですが、デバフ量の調整が必要な場合などもあります。素早さデバフに全振りしたいときに使うくらいかな。

耐久力を十二分に持ち、ジャマー性能も良い。継承はSスタイルで十分。サブヒーラーも務められる。弱点らしい弱点はありません。

しかし杖でありますから、幻闘場や螺旋を突破して満足してるレベルのプレイヤーに、必要であるのかどうかという。杖ですんでね。杖は飽和してますよ。

 

聖王

いつものように便利ツールさんを参照して記事を書いているのですが、安寧の詩がOD的にぶっ壊れという。ターン終了時にBP2回復ですから、安寧✕4から佐賀バルーンを確定ODで撃てるんすよ。これOD特化聖王ですね。

素早さの値が高いし、行動補正値上昇アビリティもあります。佐賀バルーンサンクチュアリは味方全体に攻撃強化付与ですから、OD火力全振り戦法が本当にハマります。

ただ、現状においては・・・そうですねぇ、オーバースペック感が否めませんか。今回のガチャ全体に言えることですけれども、今までのスペックで十分足りているというのが本音です。いずれはこのスペックが当たり前になるのでしょうが、それにしては痒いところに手が届いていないというね。

幻闘場に困っている人からしますと「槍とか杖とかいらないの。棍棒とか斧とかがやばいの」って話です。棍棒・斧でこのスペックが来ていたら、評価は全く異なっていたでしょうね。

 

ヴァッハ神

技マシンとしては大変に上等。アタッカーとして使うならばSスタイルで足りますから、まぁ、新規獲得感はありますか。扱いづらさは否めません。

一番強いのはやはり前スタイルに召巌を継承して神樹を打ちやすくするパターン。プラス要素しかない継承ですので、まぁ、大規模イベントの限定スタイルをわざマシンにするなよ、と思うくらい。

このレベルのアタッカーを望むこともなし、新規からしても使いづらく。旧正月ヴァッハ神を信奉するプレイヤーのみが喜ぶ仕様とも。単発全体の火力に秀でるでもなし、使うとしたら2ターン全体火力として。それでも周回しやすいくらいです。

神様としての格を持つキャラクターってスーパーアタッカーに出来ないはずなのですよ。熱~陰に+10の耐性がつきますから、壊れちゃうんです。イスカンダールが未だに現役を張るのは耐性が鬼で自己回復持ちであるためです。

なので周回向きの超火力は期待するのは難しいっすね。ディレイで置物に出来た方がメリットは大きいと思いますよ。

 

ポルカ

ディフェンスアップアビリティが優秀。ヒールを打つと自身に持続HP回復が付与されますので、どんどん硬くなっていきます。剣のカテゴリには硬いヒーラーが多い傾向がありますが、その中でもトップの性能と見てよいでしょう。

アタッカーとしてはそこそこ。1・7縦ループが出来て、0・10単体ループも出来ます。0・10ループでファスト攻撃強化を入れられますから、聖王と同じようにOD特化の使い方も可能です。

ただ、継承はエアスラッシュ+で安定するかと思います。プロミネンス斬も優秀ですが、火術で統一するメリットは大きく、OD上昇量においてもエアスラッシュ+が優位にあります。少なくともボロロビンを新たな獲得する意義は薄いでしょうね。

高難度挑戦において新規が獲得するに値するスタイルです。

 

リズ

ポルカとは逆に火力がどんどん上がっていくアビリティ。ヒールの継承が限定SSスタイルからのみ可能であることから、扱いづらさはあるでしょう。しかしガードアップ系のアビリティが強いので役割としては問題はなく。

本キャラクターは火力を出す構成を取るスタイルが少なく、強力な攻撃手段を持ちません。1周年記念スタイルから怒竜の咆哮を継承するのも一つの手ではありますが、唐津堅牢水壁の方がスペックは高いというべきでしょう。

テクニカルスイッチのアビリティによって術攻撃時にHP回復を得られますが、これを目的としてスプラッシュを使用するのは微妙。護弓のガードアップ効果は決して弱くはなく、同アビリティによる知力・器用さバフの恩恵は有意義です。

本スタイルにより汎用性が広がりますし、弓の層をより厚くするにも寄与します。2.5周年リズ以外のメインヒーラーが実装された時、リズを「頑丈なサポーター兼サブヒーラー」に鞍替え出来るのは大きい。

あくまでもリズを延々と引き続けた古参の考え方です。新規にとっては普通に優秀なサポーターといえるでしょう。

 

ジョー

グレイシアスイクレーの消費BP11が絶妙に嫌らしい。フロストファイアによる0・0・10ループでは足りません。大人しく1・1・1・11ループがベター。耐久面でも優秀です。

消費BP1のイカフレッシュが自己回復付きで、アビリティによるOD非満タン時にはガードアップ効果。耐久力抜群です。耐久力という面においては、OD満タン時が辛いところで、この時にガードアップは付与されません。

それをカバーするのがグレイシアスイクレーによるダメージブロックです。なんとこのダメージブロック、どうやら回数制限がないようです。効果は2ターンも継続します。

ただしグレイシアスイクレーはディレイ攻撃です。OD攻撃として放てばファストへ上書きされ、2ターンまるまるをダメージブロックしてくれます。普通に使うと1ターンだけとなります。しかもOD満タン時にはモラルアップが付与されます。(しかも特大)

耐久力抜群で、OD満タン時には化け物火力。さらにさらに、これでプロテクトハイテンション持ちです。耐久力においては化け物です。

周回で使う分には弱いんでは・・・?という疑惑もありますが、ダメージアップは便利ツールさんによれば合計70%つきます。相当に高い数値ですが、例えば子どもミカエルはHP満タン時に85%のダメージアップを発揮します。上には上がいる。

しかし本スタイルは「OD満タン時」の条件しかありません。アビリティの効果により開幕でOD満タンとなりますから、全力オート時は常にダメージアップ70%です。代わりにガードアップがつきませんが、破格の性能。

周回性能と手動性能を両立させた変態スペックと言えるわけですが、弱点はあります。本スタイルのスキル構成が周回に向かないことです。

周回性能を求める場合はロビンギャルや2.5周年ジョーが欲しいところ。ディレイによる置き物としての性能を持ちますが、新規にとって置き物・・・つまり行動なしの育成枠は構成しづらいでしょう。新規には育成しづらいスタイルです。

新規こそが引くべきスペックとも言えますし、古参こそが引くべきスペックとも言えます。しかし古参からしても「スペックの高さは認めるけれど、強いスタイルはいくらでもあるんだよねぇ」という話で。

ちょっと難しさはありそうですね。

 

 

まとめ

新規の取り込みに軸をおいたガチャ。スタイルイラストも露出が少なく健全で、割合、万人向けするものになっています。(性的な露出がここまで少ないラインナップは非常に珍しい)(一名、ちょっと盛りが強いやつはいる)

古参が引くにはちょっと完成されすぎていて、しかし人権揃いに過ぎて引かざるを得ません。これらのキャラクターに手を出していない古参はいないでしょう。これが本気って奴か!という感想です。

一方で、「必須」という評価も下しづらいところ。これね、聖王のスタイルが聖王じゃないので出てきたら、マジのぶっ壊れだったんですよね。勝利の詩とトレードオフであるから許されるスペックです。これはリズにも言えることです。(弓のメインヒーラーと弓のスーパーサポーターがトレードオフとなる)

スペックの更新こそされますが、腐りづらいスタイルが既にあるんですよね。そしてその代わりになるかと言うと、微妙なのが微妙。例えば今回のヴァッハ神が、旧正月スタイルの代役を担えるということではないのです。「結局旧正月ヴァッハが最強じゃねぇか」っていう。

そういう意味ではポルカとロックブーケ、ジョーしか完全な更新がされておりません。そしてロックブーケのジャマー性能は現状ではオーバースペック。ポルカの活躍は限定的で、ジョーの耐久力は水着ミリアムなどで代用可能です。

実は、別に、引かなくて良いガチャなのです。その上で、手を出さないわけにはいかない、という。これは理屈ではなく、感情として。実に嫌味なガチャです。

でありますから、天井は回避しましょう。どこかで感情に区切りをつけて、なんとか、天井だけは回避しましょう。

少なくとも100連くらいで2体を確保できたら撤退していいと思います。私は60連で聖王とヴァッハ神、90連でリズとジョーを引いて撤退しました。めちゃくちゃ良い引きを出来たと思います。

ロックブーケは完全コンプリート。ポルカは正月以外コンプリート。それでも撤退です。辛い。

 

[fin]