ロマサガRSにあって

ロマサガRSを平坦に遊んでいるのです

復刻への調整は時間間隔への調整を要求する

現在は「ピックアップ3体。すり抜けは限定ガチャのみで排出されるSSスタイル」。11月末以降は「ピックアップ3体。すり抜けはガチャ毎に指定された復刻SSスタイル」となります。

指定復刻スタイルは1年以上前のものに限り、メダルでの交換も可能です。

 

つまるところ、私の復刻ガチャ狙いの戦術は破滅したかもしれません。周年で開催されていた復刻+αの闇鍋ガチャは割合優秀であったのですが、その存在価値が薄くなりました。

ガチャ数が少なかった頃は復刻を引く意味がありませんでした。無課金でも有用なスタイルを十分に揃えられたためです。復刻なんて引くよりも、周年の新スタイルを引いた方がいいわけですね。周年は人権(候補)の実装が多いのですから。

しかしガチャが増えて未所持スタイルも増えました。この未所持スタイルの多さは復刻闇鍋ガチャにおいて期待値の上昇を意味します。有用なスタイルであっても引くに引けないことも多くなっていましたから、玉石混交のガチャであったのです。

ところがすり抜けで復刻を引くことが出来るようになります。これによって復刻闇鍋ガチャの有用性が著しく低下してしまいました。

 

すり抜け復刻で欲しいスタイルを引く→闇鍋の期待値が低くなる

闇鍋で欲しいスタイルを引く→すり抜け復刻の期待値が低くなる

 

おそらくプレイヤー全体における期待値は下がっていないと思います。無課金古参の私においても、下がっていないと思います。これには心理的な部分へ訴える向きが強く、射幸心を煽る傾向があるのです。

大概のプレイヤーが「このガチャは有用である」と考え、ガチャを引きます。その「有用」というのはスペックばかりの話ではなく、複合的なものです。

その複合的なものを紐解いて、様々のガチャへ散らばらせるのが今回の調整なのです。「新ピックアップ欲しいなぁ」だけならば「精査してみると不要だと分かった」という話で済みます。そこに「すり抜け復刻欲しいなぁ」が加わります。

 

個人的な感想であるかも分かりませんが、新スタイルと復刻スタイルの精査は別物でしょう。

新スタイルは根本的にギャンブルなのですが、復刻スタイルというのはその色が濃くありません。使えるものは使えるのです。それは第三者である強者たちが確たるデータ、運用法にて証明しています。

新スタイルにおいてはギャンブルに勝とうが、負けようが、自身の判断です。自己責任の範疇において、シビアな目による精査が可能です。全てが自分のみで完結する判断なので、厳しく考えるだけで良いガチャの選別が出来ます。

復刻スタイルには第三者による決定的な評価があります。更に「引きたくても引けなかったスタイル」という未練もあります。他者と自身の評価にある差異を考え、感情の部分に折り合いをつけなくてはなりません。実に複雑な判断であり、理性というよりかは人間性の部分で戦う必要があります。

 

生来、私は他人に流れやすい性質です。一方で天邪鬼です。他人の考えを眩しく感じやすく、それに目を眩まされることを嫌います。感情豊かです。センシティブです。

そういう人間に復刻スタイルの精査というのは大変難しく、大概は感情的に決めてしまいます。「欲しいもんは欲しいんだよ!」「1年以上も欲しかったんだから計画的というべきだ!」

例えば・・・佐賀の第一弾ガチャ。私はポルカとロックブーケを引けませんでした。

「ポルカはあと60連で天井なんだよなぁ」「ジュエルも10万貯まってるし、引いちゃおうかなぁ」「ブーケはあと90連あるからやめとくかぁ」

ガチャ終了まで考えて引かなかったわけですが、これは新スタイルだからこそ可能であった判断です。復刻スタイルにこれは無理です。1年間も欲しかったスタイルへする判断としては非情というべき。

 

これね、ロマサガRSのユーザー年齢層が高いことも問題なんですよ。1年「も」と言いましたが、年をとったら1年なんて一瞬です。けれど1年の重みは若かりし頃と大して変わりはないわけでね。

「1年間で100万円の貯金を作るぞ!」と考えましても、「1年も節制するのか・・・」となるでしょう。一方で「もう冬なのか。つい最近まで春だったのに」ともなりますね。25歳を過ぎたら時間感覚がぶっ壊れるのは、誰もが同じです。

1年という感覚がダブルスタンダードなので、復刻スタイルへの評価もダブルスタンダードとなります。「最近のスタイルだからまだ強い!」「1年間も欲しかったスタイルだから引きたい!」が両立するのですから、そりゃ強い感情ですよ。

 

ですんで、まぁ、みなさん。時間感覚をね、1年の重みというものね、再確認してみるといいんじゃないかと。

 

[fin]