ロマサガRSにあって

ロマサガRSを平坦に遊んでいるのです

玄竜は果たしてUDXレベルなのか

UDXの対象は基本的に「強キャラで間違いないけれど限定に出すタイミングが掴めない」という類のスタイルとなります。

デスや白銀、ミルザの様にSスタイルとセットであることも多いんですが、グスタフや詩人の様に完全な新スタイルとして登場するケースもあります。ギュスターヴやウルピナなどは既にSSスタイルが複数出ているパターン。

そういった中で今回の玄竜はロマサガRSから初出となるUDX対象スタイル。Sスタイル獲得のイベント抱き合わせではなく、既にあるAスタイルに繋げる形でした。

 

ロマサガRSキャラは基本的に強キャラで、ポルカとリズは他の追随を許さない・・・というと語弊がありますが、そういう類のスペックを引っさげて登場しました。

第二部の主人公格であるジョーも同様のスペック。バルテルミーはやや格が落ちますが、周回という要素においては主人公格を超える働きをします。

マドレーンも細かいところで鬼性能。本当にさりげないところではリュート狩りですね。ただ、超高速周回では多少の差も大きくなりますので、コウメイによるアウ狩りはまだまだ現役かもしれません。

 

話を戻しますと、限定ガチャでSSを持ってきたのはポルカ・リズ・ブラウニー・マドレーン・バルテルミー・ジョー・・・と大半を占めます。対してヴァルドーは配布&プラチナ、ゼノンはプラチナのみ。ゴールデンバウムは配布のみ。

これにUDXの玄竜が入ります。限定と言えば限定。ただ、トップクラスを半年間以上もキープするのは大規模イベント限定組で、玄竜はその枠組みに入ることが出来ませんでした。

そのために格付けが難しい。楽器コッペがここで活躍したわけですから、ブラウニーも上手に使えばまだまだ現役です。半年間の担保はあるでしょうね。(このスペックが産廃になることは考えられません)

 

半年間・・・そうですね、半年間は間違いなくトップクラス。素ステからして鬼ですし。SSスタイルのボーナスも鬼。補正も鬼。アビも鬼。スキルも鬼。

体術のスタイルとしては語弊なく破格。されど、熱と冷のスタイルとして評価せねばならないわけで、そこで判断が難しくなるんですよね。

 

体術スタイルの難しさは素早さの調整にあります。素早くなければダメージの上乗せが難しくなり、素早くありすぎると行動順が極まりすぎる。

ダメージにしても陣形と兼ね合いが悪い。術士との併用が基本となりますので、シグモイドフォーム一択です。スペキュレイションの先頭に持っていくのがベストですけれど、これはなかなかにシビア。

逆にめちゃくちゃ素晴らしいのは、ラピストでダメージを上乗せ出来ること。打ならば普通のことですが、熱と冷でそれが出来る。マドルブレスの威力が31ありますんで、強敵戦で普通に使えます。

 

ただ、ラピスト戦法の基本は変わりつつあります。

詩人は素早さが低いので論外ですが、「ヴァンパイアリンク」持ちが2スタイルあるわけですよ。これに回復呼吸持ちのキャラを併用すれば、なかなかすごいことになります。良い乱数を引けばヒールなしでRomancingを突破出来るかも!

なので、極端な話、回復呼吸や吸収攻撃を持ってきていたら玄竜の評価は変わったんですよ。強襲3じゃなくて。

強敵戦もなかなか弱点を突かせてくれないケースも増えました。その中で熱冷の2属性はとても優秀ですし、ラピストでダメージの上乗せも出来る。素早さは現在のトップ。これで自己回復系のアビリティがあったらチートですがな。聖王の良きパートナーですよ。

 

もちろん強敵戦が全てじゃありません。ジョーやバルテルミーは周回性能で現役トップを張っているわけですから。

しかし、この二人に比べると陣形を選びすぎるきらいは、やっぱりありますよねぇ。アニマとシグモイドの二刀流はでかいっすよ。後列や中列に置いてもダメージ据え置きでファスト運用が出来ます。

カラフルを使うのも一つなんですが、これも小難しい話。ジョーと玄竜がスポッとハマるのは良いんですが、熱を腕力枠器用さ枠から飛ばすのは困難です。冷ならば救いはありますかな。いずれにしても、ちょいとシビアです。

 

まとめますと・・・

ジョーやバルテルミーって周回の構成を簡略化してくれるのが強みなわけですよ。対して玄竜は小難しくしてしまう。

現在のジョーなんかは1T分の工夫を全くなくしてしまうわけです。消費10で1T潰してしまうんです。労力の減少は3分の1どころじゃありません。

対して玄竜は工夫を上乗せする勢いです。それもファスト組との組み合わせで解消されることですが、やっぱりファスト前提なんですよね。

「人権」という言葉を使うならば、やはり「前提」となるファストが欲しい。

 

2手かかるところを1手で終わらせることも出来て、高い素早さから1手殲滅も難しくない。更に対強敵戦にも使えて、ラピスト運用におけるダメージ量はトップクラス。

しかし、「人権」と呼ぶには一手が足りません。周回人権ならばファストでなければならないし、対強敵戦人権ならば強襲3が死にアビです。

これだけ優秀に尖った性能で「器用貧乏」となる。スペック詐欺とも言えませんけれど、なるほど、UDXなんだなぁと感じさせられます。

 

UDXを馬鹿にするつもりはゼロ。明らかに便利なスタイルがありますし、私はデスやウルピナを引いたクチです。

それでも大規模イベントに比べると尖りが足りません。聖王とかジョーとか。佐賀ガチャにしてもアセルスが聖王ラピスト戦法にハマります。近頃は零姫も相当に使える様子。(零姫の評価は完全にミスってましたね・・・)

ガチ勢なら気にすることもないんですが、ライトユーザーはガチャの厳選が大事。人権をちょいちょい確保して、なおかつ運が良くても、3ガチャ天井分は溜まらないもんです。

それを踏まえた評価をすれば、やはり、UDX相当である、と。

 

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